
三月になると、空気のどこかに変化を感じます。
朝はまだ冷たいものの、
冬の張りつめた空気が少しずつゆるみ、
季節が静かに動き始めます。
こういう時期になると、思い出す音楽があります。
アメリカの指揮者であり作曲家でもあったレナード・バーンスタインの作品『キャンディード』序曲。
非常に速いテンポで始まり、オーケストラ全体が一気に動き出します。
まるで冬の静けさが終わり、世界が活動を始める瞬間のようです。

バーンスタインの代表作『ウエスト・サイド・ストーリー』にも、
同じような生命力があります。
有名な「America」という曲では、
3拍子と2拍子が交互に現れる独特のリズムが使われています。
少し不安定で、しかし力強く前へ進んでいく音楽です。
春の天気にも似ています。
暖かくなったと思えば寒さが戻る。
それでも季節は確実に前へ進んでいきます。

物流の仕事もまた、同じかもしれません。
思うように進む日もあれば、
予定通りにいかない日もあります。
しかし一つひとつの仕事がつながることで、
社会は確実に動いていきます。
バーンスタインにはこんな言葉があります。
「To achieve great things, two things are needed:
a plan, and not quite enough time.」
大きなことを成し遂げるには、
「計画」と「少し足りない時間」が必要だ、という意味です。
三月はまさにそんな季節です。
年度の終わりが近づき、
時間は決して余裕があるわけではありません。
それでも計画を立て、
一つひとつの仕事を積み重ねることで、
次の季節へと進んでいきます。
バーンスタインの音楽のように、
世界は止まることなく前へ進んでいきます。
そして私たちの仕事もまた、
その流れの中にあります。

