BLOG かつての物流拠点、いま私たちが受け継ぐ場所

大分市の南部に位置する「家島(いえじま)」は、
今では住宅や倉庫、畑が混在する、静かなまち並みが広がっています。
実は、家島には昔、物流の“骨格”として機能していた記録があります。

昭和期には製材所に木材乾燥機や加工施設が整備されていたことが知られています。
この地域は、木材が集まり、加工され、出荷される拠点として整っていたのです。
さらに、農協の集荷場や米倉庫、飼料工場も地域に点在しており、
トラックが頻繁に出入りし、「ここに行けばいつも荷がある」と言われるほどの
物流交差点の役割を果たしていた時代がありました。

そして今――
家島は、私たち東九州デイリーフーヅが安定した物流を実現する要の場所です。

不思議なものです。
一見、昔の物流拠点としての面影は残っていないように見える家島に、
私たちのトラックが出入りし、荷物が動いています。

ただの偶然かもしれません。
でも、モノが集まり、動いていく場所としての役割を、この土地はずっと引き継いでいる。

朝、エンジンをかける音が、町の静けさに溶けていく。
小さな出発点から、今日も「食のバトン」をつなぐために。

家島から始まり、再び家島に戻るそのリズムが、
まるで歴史と重なるような気がしてなりません。

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